土居真珠

btn_link mv_base

土居真珠

真珠への想い

有限会社 土居真珠

裸一貫、焼け野原からのスタート
昭和32(1957)年、宇和島市三浦の土居延徳は、アコヤ貝の稚貝の採苗を始める。 土居家の田畑を弟たちに全て譲り、裸一貫で真珠養殖に乗り出すことを決意する。ここから土居真珠の歴史がスタートする。
飛躍の2年目。養殖事業が軌道に乗る
延徳は「神様が助けてくれたと思いましたね」と2年目を振り返る。 収入の無かった1年目を乗り越え、養殖事業2年目を迎えた延徳の養殖場は、たくさんの稚貝で溢れた。やがて「三浦の土居はがいな(宇和島の方言:すごいという意味)奴だ」と言われるようになる。 そのころ愛媛県の水産課が真珠養殖に着目し、三重県や和歌山県などに先進地視察を始めた。多くの真珠関係者が視察に参加する中、県は延徳に優先的に先進地視察を依頼してきた。 始めたばかりとは言え、確かな技術と目を持つ延徳に、少しでも多くの情報を吸収して欲しいとの思いからだった。 三重や和歌山などの先進地視察から帰ってきた延徳は、愛媛県内の各漁協を回って報告会を行った。 こうして愛媛県の真珠養殖技術は確実に地域産業として向上していった。
真珠母貝養殖からの脱却。真珠養殖(核入れ)の開始
また、県は真珠産業の育成には、地元の母貝養殖業者に真珠養殖(核入れ)技術を身に付けさせる必要があると考え、昭和37(1962)年に真珠製造の「第一次許可」を実施。宇和島地区で真珠養殖(核入れ)が始まった。 延徳を含む9人が許可を受け、木造のバラックの建物の中で作業を始めた。
真珠養殖から加工・販売への挑戦
昭和40(1965)年頃は、真珠養殖の世界は著しく成長しており、業者も年々増えていった。他社に後れをとらぬよう、真珠養殖に力を入れる一方、生き残りをかけて真珠の加工・販売事業の拡大を模索し始めた。 秀徳は20歳の頃に真珠加工の免許を取得する。 当時、真珠の加工には「真珠法」に基づく免許が必要で、秀徳はいち早く神戸で免許を取得した。それからわずか数年後、真珠業界は生産過多に陥り、真珠の価格は暴落、真珠業界は一気に冷え込む。幸い真珠加工を始めていた土居真珠は、この影響を最小限に抑えることができた。 この時秀徳は、真珠の加工・販売の必要性をより一層実感したという。
漁場の環境保全、経営環境の改善に邁進
昭和54(1979)年、漁業後継者が集まり三浦漁協青年漁業者協議会が結成され、初代会長に秀徳が就任する。 当時、全国的に漁場の荒廃が進んでおり、協議会でも「健全な漁場の確保」というテーマを掲げ、積極的な活動を展開した。 協議会では儲け優先ではなく、道義やモラルを追及していこうとする動きが自然と出てきた。 「しっかりしたテーマを持って様々な課題に取り組みました。メンバーもみんなイキイキしていました。」
良い珠をつくる4つの要素
従来、質の高い真珠を作るには、「漁場」と「技術」と「母体=母貝」の3要素が必要だとされてきた。 秀徳はこれに「管理」を付け加える。「漁場」「技術」「母体=母貝」が完璧でも、その後の「管理」を怠ると良い珠はできない。母貝が珠を育んでいく過程での生理状態の善し悪しが珠の出来に影響を与える。生理状態が悪い時期に育った珠は、真珠がぼけたような輝きになるという。 現在の真珠づくりは、これら4要素を完璧にすることが求められている。
宇和島を出て、宇和島の魅力に気付く
秀徳の長男・一徳は、地元の高校を卒業後、東京水産大学(現:東京海洋大学)に進学する。 水産大学ということもあり、友人の多くは釣り好きで「宇和島は目の前が海で、いつでも釣りができていいね」とよく言われたが、当時、釣りをしなかった一徳にはピンと来なかった。 「確かに目の前は海でしたが、その魅力には全然気が付いていませんでした。宇和島を離れ、友人から指摘されて初めて興味が湧くというか、宇和島がすごく魅力的に見えましたね。」同時に家業である真珠が日本一だということに感銘を受ける。 「日本中の市町村を見渡しても、日本一のものを持っている街って、そんなにないですよね。単純に真珠が日本一ってすごいなと思いましたね。真珠だけでも何かできるのではと。また、宇和島には真珠だけでなく、魚類養殖、牛鬼、闘牛、宇和海など、素晴らしいソフトがたくさんある。これらうまく活用すれば、世界で勝負できる街になるのではと直観的に思いました。」
真珠の新しい可能性を探る
宇和島で家業を継いだ一徳は、真珠にはどんな可能性があるのかを見極めるために、真珠に関係するいろいろなものを組み合わせることを始める。 宇和島を訪れた観光客に真珠養殖場を案内する「真珠養殖体験ツアー」もその一つだ。幸い土居真珠には、ツアーに適した土壌が備わっていた。ほかの養殖場に比べて長い筏、見学者を集めることができる建物。そして何より、祖父・延徳の時代から受け継がれてきた、見学客を自由に受け入れる社風が、ツアーを成功へと導いた。 このツアーが評判となり、平成19(2007)年に全日空のツアーに取り入れられる。 そこで地域のスペシャリストとしてツアー参加者に地域の魅力を案内する「感動案内人」に任命された。宇和島市内では唯一の「感動案内人」だ。 ほかにも一般顧客に真珠貝のオーナー(里親)になってもらう「パーリィ倶楽部」の運営、真珠取り出し後の貝殻を再利用したパールパウダーの開発。地元の美容関係者と協力し、パールパウダーで作った化粧品を使った「パールエステ」の普及に取り組むなど、次々と新しいことに挑戦している。
  • 土居真珠
  • 土居真珠

土居真珠のお問い合わせ

  • 土居真珠の電話番号は0895-29-0011
  • 土居真珠のFAX番号は0895-29-0297

〒798-0102 愛媛県宇和島市三浦西5121-9
OPEN 9:00〜17:00 (年中無休)

お問い合わせはこちら